2011-08-10

環境省では、動物取扱業の適正化についての意見(パブリックコメント)を募集しています。

日本でのペットを取り巻く環境は、残念ながら悲しい現状にあり

海外と比べてもまだまだ遅れています。

私自身、動物取取扱業を営んでいるので法令を守らなくてはいけない立場にあります。

業者からしてみれば、法改正によって死活問題になる事は間違いないです。

でも本当に動物の事を考えて商売をされてきたのなら、

こんな事で廃業する事はないと思います。

動物に関わる全ての人が、商売の仕方を考え直す良い機会になるのでないでしょうか？

5年に一度の私たちの意見が反映される貴重な機会です。

動物を飼っている方も、そうでない方も、

今一度、日本のペットの在り方について考えてみてください。

［環境省］前回のパブリックコメント結果について

前回の改正時には、8週齢未満の販売禁止については圧倒的な反対意見のため法改正されなかったそうです。
これは一般の人々が知らなかった為に、業者の意見が反映されてしまった。としか言いようがありません。

→http://www.env.go.jp/info/iken/result/h171117a/gaiyo.pdf

［環境省］今回提示されている案件はこちらです。

どれも検討するのにふさわしい良い案だと思います。是非読んで見てください。

→http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=17982&hou_id=14069

動物取扱業者とは以下の業態のものをいいます。

販売：ペットショップやブリーダー、インターネット販売も含む
保管：ペットホテル、トリミングサロン、ペットシッター

貸出し：ペットレンタル、映画等のタレント・撮影モデル・繁殖用等の動物派遣業者

訓練：動物の訓練・調教、出張訓練

展示：動物園、水族館、移動動物園、動物サーカス、乗馬施設・アニマルセラピー

ちなみに、私はドッグトレーナーなので、「訓練」で登録をしています。

今回の案件項目は全部で14項目。

（１）深夜の生体展示規制
（２）移動販売
（３） 対面販売・対面説明・現物確認の義務化
（４）犬猫オークション市場（せり市）
（５）犬猫幼齢動物を親等から引き離す日齢
（６）犬猫の繁殖制限措置
（７）飼養施設の適正化
（８）動物取扱業の業種追加の検討
1.動物の死体火葬・埋葬業者
2.両生類・魚類販売業者
3.老犬・老猫ホーム
4.動物の愛護を目的とする団体
5.教育・公益目的の団体
（９）関連法令違反時の扱い(登録拒否等の再検討)
（１０）登録取消の運用の強化
（１１）業種の適用除外(動物園・水族館)
（１２）動物取扱責任者研修の緩和(回数や動物園水族館・動物病院の扱い検討)
（１３）販売時説明義務の緩和(犬猫以外の小動物等での説明義務項の緩和の検討)
（１４）許可制の検討(登録制から許可制に強化する必要性の検討)

意見を提出するのは、難しいな〜と思ってしまうかもしれませんが

ネットで検索すると、

ブログなどで自身の提出したパブリックコメントを開示しておられる方や、

提出の仕方を詳しく書いている方、私のパブリックコメントコピーOKです！

なんていう方も多数おられますので、是非参考にしてみてください。

意見の提出方法 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

募集期間 平成23年7月28日(木)~平成23年8月27日(土)必着

意見の提出方法
下記[意見提出用紙]の様式により、郵送・ファクシミリ・電子メールのいずれかの方法で提出。
電子メールで送付される場合は、ファイル形式をテキスト形式としてください

意見提出先
環境省自然環境局総務課動物愛護管理室
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
メールアドレス:shizen-some@env.go.jp
FAX:03-3508-9278

資料の入手方法
1.電子政府の総合窓口(http://www.e-gov.go.jp/)のパブリックコメントのページを参照。
2.環境省ホームページのパブリックコメント欄(http://env.go.jp/info/iken.html)を参照。
3.窓口における配布: 環境省自然環境局総務課動物愛護管理室 (東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎第5号館26階)

[意見提出用紙]の様式

「動物取扱業の適正化について(案)」に関する意見

1.意見提出者名:(法人・団体の場合は法人・団体名及び代表者名並びに本件 担当者氏名及び所属部署名)

2.住所:〒

3.連絡先電話番号、FAX番号、電子メールアドレス

4.御意見:(案文の該当箇所を引用する場合はページも明記してください)